指定した範囲内で一番多い数値(最頻値)が複数ある場合すべての最頻値を表示したいです。
でもどの関数を使ったら良いのか分かりません。教えてください。
こんな疑問にお答えします。
今回の記事では、MODE.MULT関数初心者の方に向けて、関数の説明と使用例1つをあげています。
この記事を読んでいただくだけで、MODE.MULT関数をマスターできますよ!
MODE.MULT関数を使って出来ること
- 使用例①:表中の値で一番多い値(最頻値)が2つ以上ある場合その最頻値すべてを表示する
- 使用例②:
- 使用例③:
Excelは470種類を越える関数が存在します。
そんな中で、ほとんどの社会人はExcel関数の数の多さから、関数を覚えることに難しさを感じてしまっています。
しかし、関数を使って表計算をすると手作業で仕事を進めるよりも圧倒的に業務効率をUpさせることが出来ます。
本記事では、そんなExcelへの難しさを払拭すべく様々なExcel関数をご紹介していきます。
さて、前置きはこのくらいにして、さっそくご紹介していきます。
もくじ
MODE.MULT(モード マルチ)関数ってどんな関数?
MODE.MULT関数の対応Ver
Office365 2019 2016 2013 2010
MODE.MULT関数の構文
まずはじめに、MODE.MULT関数の構文について簡単にご紹介します
=MODE.MULT(数値1・・・数値255)
意味
数値 の中から一番多い数値(最頻値)が2つ以上ある場合は、そのすべてを求めて表示する
※最頻値が1つのみの場合は、MODE.SNGL関数 を使うことで問題ない
※最頻値が『0』の場合は、『0』を表示する
※引数は最大255まで指定できる
第1引数 数値
=MODE.MULT(数値1・・・数値255)
引数の省略: 不可
引数の説明
・最頻値を求めたい範囲を指定する
・対象は数値・数値を含むセルであるため、文字列・論理値・空白セルは中央値を測定するときには無視される
MODE.MULT関数の使い方①
表中の値で一番多い値(最頻値)が2つ以上ある場合その最頻値すべてを表示する
以下のような表を作るために入力した関数の構文をご紹介します
MODE.MULT関数の構文
=MODE.MULT(数値)
今回の入力内容
=MODE.MULT(B3:B11)
数値:
→数値の情報元である B3:B11 を B3:B11, と入力 or セルを選択する
※ 今回は、『5』と『2』が同点で最頻値であったため、最頻値は2つあることになっている。 そのため、MODE.MULT関数で最頻値を表示した際には、最頻値を表示するセルを4つ設けていたが、2つのセルには該当しない為、エラー値の『 # N/A 』が表示された。
※今回の、MODE.MULT関数を使う際には『配列数式』を使う必要があります。『配列数式』については下記リンクを参考にしてください。
【Excelの困ったを解消】配列数式(CSE数式)は超便利!複数の値を一度に計算する
MODE.MULT関数の使い方
①同点の最頻値が4つあると仮定して、最頻値を表示させるためのセルD3~D6を選択する
②選択した状態で『=MODE.MULT(B3:B11)』を入力後『Ctrl + Shift 』を押した状態で『Enter』を押す
③すると、下記のように、同率で最頻値の『5』と『2』を表示させることが出来る
※ 今回は、『5』と『2』が同点で最頻値であったため、最頻値は2つあることになっている。 そのため、MODE.MULT関数で最頻値を表示した際には、最頻値を表示するセルを4つ設けていたが、2つのセルには該当しない為、エラー値の『 # N/A 』が表示された。
上記のようにMODE.MULT関数を使用することが出来ます。
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