
こんな疑問にお答えします。

こんな方におすすめ
- Excel初心者でシリアル値についてザックリと知りたい
- シリアル値を使うとどんな利点があるのかを知りたい
- シリアル値の使い方をマスターしたい
もくじ
【シリアル値とは】
日付・時刻データを数値として置き換えたもの
日付データからシリアル値を確認する方法は?
Excelの日付データのシリアル値は以下の手順で確認することが出来ます。
以下のスケジュール表のA2セルの日付データのシリアル値を調べたいとします
①A2セルにカーソルを合わせて、Ctrl+1キーを押してセルの書式設定の画面を表示します
②「表示形式」タブの「分類」項目で「標準」を選択すると、
以下のように『43831』というシリアル値を確認することが出来ます
そして、このままOKを選択します
③A2セルに「2020年1月1日」のシリアル値である「43831」を表示させることが出来ました
なんで「2020年1月1日」のシリアル値が「43831」なの?と思われたのではないでしょうか
その答えは、Excelの日付データは1900年1月1日を「1」として連番(シリアル値)で管理されていることに関係します
以下がその答えです
①A2セルの「1900年1月1日」上で同様にCtrl+1キーを押してセルの書式設定の画面を表示します
②「1」の数値が表示されていることが分かります
このように「1900年1月1日」のシリアル値が「1」なのです
もうお分かりだと思いますが、シリアル値とは日付データを数値に置き換えもので、1900年1月1日を「1」として、そこからの経過日数を数値化したものを示します。
だから、「2020年1月1日」のシリアル値は「43831」であり、「1900年1月1日」から数えて「43831」日が経過しているということなんです
時刻データからシリアル値を確認する方法は?
日付データからシリアル値を確認出来ることを紹介しましたが、時刻データもシリアル値で示すことが出来ます
時間・分・秒のシリアル値は、小数点以下の値で表現されます
先ほど記載した通り、日付のデータをシリアル値で示す際には、1900年1月1日を「1」として計測していきます
しかし、時刻の場合は、1900年1月1日を「1」としてその数値を24で割った値を「1時間」として管理しています
つまり、1時間=1日を24で割った「0.0416666・・・」という小数点の値になるんです
応用すると、12時は「0.5」、6時は「0.25」と示すことが出来ます
シリアル値を使う利点って何?
シリアル値を使う利点はたくさんありますが、その中でも最大のメリットは日付の「数日前」「数日後」の計算が簡単になるということです。
関数でシリアル値を使う機会がたくさんあるので、利点については、実際使って確かめてみましょう。