そのため会社休日の月曜日と火曜日・祭日 を除いて1月1日から100営業日後の日付を表示したいです。
こんな複雑な計算をするときにはどの関数を使ったら良いのでしょうか。教えてください。
こんな疑問にお答えします。
ちなみにこの関数を使うことで、指定した日付から~営業日前の日付(指定した休日・祭日を除く)も表示することが出来ます。
今回の記事では、WORKDAY.INTL関数初心者の方に向けて、関数の説明と使用例2つをあげています。
この記事を読んでいただくだけで、WORKDAY.INTL関数をマスターできますよ!
WORKDAY.INTL関数を使って出来ること
- 使用例①:10営業日後に出荷予定の商品の出荷日を表示する(会社休日:月曜・火曜の場合)
- 使用例②:出荷日の10営業日前の日付を表示する(会社休日:月曜・火曜の場合)
- 使用例③:
Excelは470種類を越える関数が存在します。
そんな中で、ほとんどの社会人はExcel関数の数の多さから、関数を覚えることに難しさを感じてしまっています。
しかし、関数を使って表計算をすると手作業で仕事を進めるよりも圧倒的に業務効率をUpさせることが出来ます。
本記事では、そんなExcelへの難しさを払拭すべく様々なExcel関数をご紹介していきます。
さて、前置きはこのくらいにして、さっそくご紹介していきます。
もくじ
WORKDAY.INTL(ワーク デイ・インターナショナル)関数ってどんな関数?
WORKDAY.INTL関数の対応Ver
Office365 2019 2016 2013 2010
WORKDAY.INTL関数の構文
まずはじめに、WORKDAY.INTL関数の構文について簡単にご紹介します
=WORKDAY.INTL(開始日,日数,週末,祭日)
意味
開始日 から 日数 営業日後 or 日数 営業日前の、 週末・祭日 を除いた日付を表示する
※会社休日が土曜・日曜ではない場合に便利な関数
※祭日を指定する際は、指定用の情報元セルを用意する必要あり
※祭日シート などを簡単に作成しておくと良い
※会社の週末が土日であればWORKDAY関数を使う と良いです
第1引数 開始日
第2引数 日数
=WORKDAY.INTL(開始日,日数,週末,祭日)
引数の省略: 不可
引数の説明
・指定した休日・祭日を除いた期日までの日数分入力する
・~営業日後(正の値) or ~営業日前(負の値) 分の日数を指定する
・文字列 or シリアル値で入力する
第3引数 週末 または 祭日
=WORKDAY.INTL(開始日,日数,(週末),(祭日))
引数の省略: 可
引数の説明
・週末を省略した場合、土曜・日曜が指定される→WORKDAY関数と同じ機能になります
・週末は以下の番号を入力して指定すること
指定する祭日の曜日 | 入力すべき数字 |
土曜日 日曜日 | 1 または 省略 |
日曜日 月曜日 | 2 |
月曜日 火曜日 | 3 |
火曜日 水曜日 | 4 |
水曜日 木曜日 | 5 |
木曜日 金曜日 | 6 |
金曜日 土曜日 | 7 |
日曜日 | 11 |
月曜日 | 12 |
火曜日 | 13 |
水曜日 | 14 |
木曜日 | 15 |
金曜日 | 16 |
土曜日 | 17 |
・祭日は文字列 or シリアル値で入力する
・複数の祭日を指定する場合は、予め祭日を別セルに入力しておくと良い
では、実際の使用例を見てみましょう
WORKDAY.INTL関数の使い方①
10営業日後に出荷予定の商品の出荷日を表示する(会社休日:月曜・火曜の場合)
以下のような表を作るために入力した関数の構文をご紹介します
WORKDAY.INTL関数の構文
=WORKDAY.INTL(開始日,日数,週末,祭日)
今回の入力内容
=WORKDAY.INTL(B2,C2,3,$D$9:$D$10)
=WORKDAY.INTL(B2,C2,3,"2020/1/1","2020/1/13")の入力でも可
開始日:
→『開始日』の情報が記載されている B2, と入力
日数:
→『日数』の情報が記載されている C2, と入力
週末
→『月曜・火曜』を週末と設定するため 3, と入力
祭日:
→『祭日』の情報が記載されている範囲 $D$9:$D$10 と入力
※『$D$9』のように入力すると、オートフィルで下のセルにコピーした時に、
セルがずれることなく『D9』セルを選択できるため、このような入力方法にしている
【Excelの困ったを解消!】Excelのシリアル値を日付に変更する
もし、下図のD列のように、出荷日に目的の日付けではなく
シリアル値 が表示された場合は、下記のように対応してください
①シリアル値が表示されたセル範囲ごと選択
②Ctrl+1を押しセルの書式設定を開く
③下記のように日付を選択し、任意の日付表示を選択後OKをクリック
④すると、下記のように出荷日を日付表示に変更完了
※上記図のように緑色三角マーク(エラーインジケータ)が気になる方は、
【Excel 初心者向け】エラーインジケータ(セル左上の緑の三角形)って何なの? その意味と 対策をまとめましたの記事も参考にしてみてください
WORKDAY.INTL関数の使い方②
出荷日の10営業日前の日付を表示する(会社休日:月曜・火曜の場合)
以下のような表を作るために入力した関数の構文をご紹介します
WORKDAY.INTL関数の構文
=WORKDAY.INTL(開始日,日数,週末,祭日)
今回の入力内容
=WORKDAY.INTL(B2,-C2,3,$D$9:$D$10)
=WORKDAY.INTL(B2,-C2,3,"2020/1/1","2020/1/13")の入力でも可
開始日:
→『開始日』の情報が記載されている B2, と入力
日数:
→『日数』の情報が記載されているのがC2であり、今回は~日前を求めたいため -C2, と入力
週末
→『月曜・火曜』を週末と設定するため 3, と入力
祭日:
→『祭日』の情報が記載されている範囲 $D$9:$D$10 と入力
※『$D$9』のように入力すると、オートフィルで下のセルにコピーしたときもセルがずれることなく
『D9』セルを選択できるため、このような入力方法にしている
このように、WORKDAY.INTL関数を使うことが出来ます
あわせて覚えておきたい関数
・WORKDAY関数 指定した期間内のうち土曜・日曜・祭日を除外した日数を求める