でもどの関数を使ったら良いのか分かりません。教えてください。
こんな疑問にお答えします。
今回の記事では、IFS関数初心者の方に向けて、関数の説明と使用例2つをあげています。
この記事を読んでいただくだけで、IFS関数をマスターできますよ!
IFS関数を使って出来ること
- 使用例①:テストの点数が100-90点は秀・89-80点は優・79-70点は良・69点以下は不可と入力する
- 使用例②:
- 使用例③:
Excelは470種類を越える関数が存在します。
そんな中で、ほとんどの社会人はExcel関数の数の多さから、関数を覚えることに難しさを感じてしまっています。
しかし、関数を使って表計算をすると手作業で仕事を進めるよりも圧倒的に業務効率をUpさせることが出来ます。
本記事では、そんなExcelへの難しさを払拭すべく様々なExcel関数をご紹介していきます。
さて、前置きはこのくらいにして、さっそくご紹介していきます。
もくじ
IFS(イフズ)関数ってどんな関数?
IFS関数の対応Ver
Office365 2019 2016(Office365のみ)
IFS関数の構文
まずはじめに、IFS関数の構文について簡単にご紹介します
=IFS(論理式1,値が真の場合1,論理式2,値が真の場合2,・・・論理式127,値が真の場合127)
意味
論理式1 が真の場合は 値が真の場合1 の値を返す しかし 偽の場合は 論理式2 を調べ 論理式2 が真の場合は 値が真の場合2 を返す
※この繰り返しで、最終的にすべての値が 論理式 に該当する必要がある
※3つ以上に分岐させたい時に使う
※すべての 引数 の条件を満たさない時のことも考慮し、最後の 引数 にはTRUEを指定する
第1引数 論理式1
=IFS(論理式1,値が真の場合1,論理式2,値が真の場合2)
引数の省略: 不可
引数の説明
・真or偽を返す式を指定する
・最大127まで指定可能
・条件を指定する際には = や < などの比較演算子も使用できる
使用できる比較演算子は以下の通り
条件式 | 意味 |
A = B | AはBと等しい |
A <> B | AはBと等しくない |
A < B | AはBよりも小さい(Bを含まず) |
A <= B | AはB以下(Bを含む) |
A > B | AはBよりも大きい(Bを含まず) |
A >= B | AはB以上(Bを含む) |
第2引数 値が真の場合1
=IFS(論理式1,値が真の場合1,論理式2,値が真の場合2)
引数の省略: 不可
引数の説明
・最大127まで指定可能
・論理式の値が真の場合に返す値を指定する
・省略した場合は0を指定したこととする
・条件の指定は左から右にかけて厳しい→緩い になるように並べる
では、実際の使用例を見てみましょう
IFS関数の使い方①
テストの点数が90点以上は秀・80点以上は優・70点以上は良・60点以上は可・59点以下は不可と入力する
以下のような表を作るために入力した関数の構文をご紹介します
IFS関数の構文
=IFS(論理式1,値が真の場合1,論理式2,値が真の場合2,論理式3,値が真の場合3,論理式4,値が真の場合4,論理式5,値が真の場合5,)
今回の入力内容
=IFS(B2>=90,"秀",B2>=80,"優",B2>=70,"良",B2>=60,"可",TRUE,"不可")
論理式1:
→90点以上を 秀 と指定しているため、B2>=90, と入力
値が真の場合1:
→論理式(テストの点数が90点以上)が正しい場合は 秀 と表示したいので "秀", と入力
論理式2:
→80点以上を 優 と指定しているため、B2>=80, と入力
値が真の場合2:
→論理式(テストの点数が80点以上)が正しい場合は 優 と表示したいので "優", と入力
論理式3:
→70点以上のを 良 と指定しているため、B2>=70, と入力
値が真の場合3:
→論理式(テストの点数が70点以上)が正しい場合は 良 と表示したいので "良", と入力
論理式4:
→60点以上を 可 と指定しているため、B2>=60, と入力
値が真の場合4:
→論理式(テストの点数が60点以上)が正しい場合は 可 と表示したいので "可", と入力
論理式5:
→59点以下を 不可 と指定しているため、TRUE, と入力
※どの条件にも当てはまらない時に、表示する結果を指定する場合は、IFS関数の最後の論理式にTRUEを入力
値が真の場合5:
→論理式(テストの点数が59点以上)が正しい場合は 不可 と表示したいので "不可" と入力
このように、IFS関数を使うことが出来ます
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