
Excelには『ワイルドカード』という文字が存在するということを聞きました。
でも何のことかさっぱりわかりません。教えてください。
こんな疑問にお答えします。
でも安心してください。どんな初心者の方でもワイルドカードをマスターできるようにご紹介いたします。

こんな方におすすめ
- ワイルドカードについて知りたい
- ワイルドカードを使ってExcelを使いこなしたい
- ワイルドカード全種類をマスターしたい
そもそもワイルドカード(あいまい検索)って何
ワイルドカードとは一部不明な文字がある場合に、その不明な文字の代わりに利用する代替文字です。
主に以下のような場合にワイルドカードを使うと便利です。
・文字列の検索をしたい時
・文字列を置換したい時
・あいまい検索をしたい時
・フィルタの抽出をしたい時
またワイルドカードは2種類の文字を使います。
・『*(半角アスタリスク)』
→1文字以上の任意の文字列
・『?(半角クエスチョン)』
→1文字の任意の文字列
この2つのワイルドカードを使用することで、Excel操作はより便利になります。
では、使用例を次の項でご紹介します。
【ワイルドカードとは】
ワイルドカードの使用パターン5つ
ワイルドカードは以下に示す5つのパターンがあります
ワイルドカードの使用例 | 使用例の意味 |
---|---|
*日* | 『日』を含む文字列を検索します
(以下のような文字を検索します) |
*日 | 『~日』で終わる文字列を検索します
(以下のような文字を検索します) |
日* | 『日~』で始まる文字列を検索します
(以下のような文字を検索します) |
?日 | 『~日』で終わる2文字の文字列を検索します
(以下のような文字を検索します) ※?(半角クエスチョン)の数が文字数にあたるため、○○○日の文字を検索したい時は『???日』と入力します |
日? | 『日~』で終わる2文字の文字列を検索します
(以下のような文字を検索します) ※?(半角クエスチョン)の数が文字数にあたるため、
|
【もし、『*』や『?』のマークを検索したい場合は?】
ワイルドカードとして使用している『*』や『?』のマークを検索したい場合は、『~(チルダ)』を使用します。
上記同様に『*~』・『~*』・『?~』・『~?』の用に入力することで検索することが出来ます。
ワイルドカードが使える関数は全部で12個
ワイルドカードが使える関数12
・AVERAGEIF関数(Excel2007~)
・AVERAGEIFS関数(Excel2007~)
・COUNTIF関数(Excel2003~)
・COUNTIFS関数(Excel2007~)
・SUMIF関数(Excel2003~)
・SUMIFS関数(Excel2007~)
・VLOOKUP関数(Excel2003~)
・SEARCH関数(Excel2003~)
・MATCH関数(Excel2003~)
・HLOOKUP関数(Excel2003~)
・XLOOKUP関数(Excel Office365~)
・XMATCH関数(Excel Office365~)