
Excelで本の貸出表を作成しました。
でも、本によって「貸出期限」は決まっています。
その「期限」をもとに「返却日」を表示させたいです。
でもどの関数を使ったら良いのかわかりません。教えてください。
こんな疑問にお答えします。
ちなみに、この関数は、『エンドオブマンス関数』と読むんですよ。
Excelって参考書とかいろいろありますが、初心者の方にとってはどれも難しく感じてしまいますよね。
でも安心してください。どんな初心者の方でもEOMONTH関数をマスターできるようにご紹介いたします。

こんな方におすすめ
- Excel初心者で関数について知りたい
- 指定した月数後・月数前の月末日を求めたい
- EOMONTH関数をマスターしたい
Excelは470種類を越える関数が存在します。
そんな中で、ほとんどの社会人はExcel関数の数の多さから、関数を覚えることに難しさを感じてしまっています。
しかし、関数を使って表計算をすると手作業で仕事を進めるよりも圧倒的に業務効率をUpさせることが出来ます。
本記事では、そんなExcelへの難しさを払拭すべく様々なExcel関数をご紹介していきます。
さて、前置きはこのくらいにして、さっそくご紹介していきます。
もくじ
【EOMONTH関数とは】
指定した月数後・月数前の月末日を求めたい時に使う関数
この関数の対応Ver 2010 2013 2016 2019 365
EOMONTH関数はこんな時に使います
・見積書や請求書の支払期限を求めたい時
・クーポン券を複数管理しているときに有効期限を一覧にしたい時
EOMONTH関数の書式
=EOMONTH(開始日,月)
※『開始日』には起算日となる日付を入力orその日付を入力したセルを選択してください
※『月』には『開始日』から起算して数月後or数月前の必要な月数を入力orその月数を入力したセルを選択してください
EOMONTH関数を使うことで、『日付を表す文字列』を『日付として認識するためのシリアル値』に変換できます。
シリアル値を実際の日付に変換する作業は、本文でご紹介しています。
※「シリアル値ってなんだろ?」となった方は、
Excel のシリアル値の使い方とは?超簡単に説明しますの記事を参考にされてください。
では、さっそく実際の使用方法を見てみましょう。
EOMONTH関数の使い方
以下のような、本の貸出表があります
本の種類によって「貸出期間」が違う場合の「返却期限日」を求めてみましょう
①E3セルに『返却期限日』を表示するためカーソルを合わせます
②E3セル内に=EOMONTH() と入力します
③=EOMONTH() の()内に『起点日』となる情報元のC3を入力します
④その後、「C3」の後に「,」を入力します
⑤その後、『何月後』の情報元であるD3セルを選択しEnterキーを押します
⑥すると、E3セル上に返却期限日として『44104』と表現されたシリアル値を表示することが出来ます
しかし、シリアル値のままでは、日付を判断できないため『日付表示』に変更する必要があります
『シリアル値』→『日付』に変換する捜査は⑦以降でご紹介します
⑦E3セル上で「Ctrl +1」を押し「セルの書式設定」を開き、
「ユーザー定義」→「yyyy”年"m"月"d"日"」を選択してOKをクリックします
⑧すると、E3セル上に実際の『返却期限日』を日付で
表示することが出来ます
⑨その後、オートフィルでE3をE6までコピーすると、
自動で『返却期限日』が入力されます
上記のようにEOMONTH関数を使うことが出来ます
※開始日よりも前の月を期限としている場合は、
=EOMONTH(開始日,月)の「月」情報の前に「マイナス」を
入れておくことで遡ることが出来ます
あわせて覚えておきたい関数
・EDATE関数 数か月後または数か月前の日付を求めたい時に使う関数