
Excelで株主優待券の有効期限一覧表を作成しました。
でも月によっては30日だったり31日だったり、はたまた うるう年の場合もあります。
それを考慮して管理できるような関数はあるのでしょうか。教えてください。
こんな疑問にお答えします。
ちなみに、この関数は、『エクスピレーションデイト関数』と読むんですよ。
Excelって参考書とかいろいろありますが、初心者の方にとってはどれも難しく感じてしまいますよね。
でも安心してください。どんな初心者の方でもEDATE関数をマスターできるようにご紹介いたします。

こんな方におすすめ
- Excel初心者で関数について知りたい
- 指定した日付から月数後・月数前の日付を求めたい
- EDATE関数をマスターしたい
Excelは470種類を越える関数が存在します。
そんな中で、ほとんどの社会人はExcel関数の数の多さから、関数を覚えることに難しさを感じてしまっています。
しかし、関数を使って表計算をすると手作業で仕事を進めるよりも圧倒的に業務効率をUpさせることが出来ます。
本記事では、そんなExcelへの難しさを払拭すべく様々なExcel関数をご紹介していきます。
さて、前置きはこのくらいにして、さっそくご紹介していきます。
もくじ
【EDATE関数とは】
起算日から指定した月数後or月数前の日付を求めたいとき時に使う関数
この関数の対応Ver 2010 2013 2016 2019 365
EDATE関数はこんな時に使います
・公共交通機関の定期券の有効期限を求めたい時 など
EDATE関数の書式
=EDATE(開始日,月)
※『開始日』には起算日となる日付を入力orその日付を入力したセルを選択してください
※『月』には『開始日』から起算して数月後or数月前の必要な月数を入力orその月数を入力したセルを選択してください
EDATE関数を使うことで、『日付を表す文字列』を『日付として認識するためのシリアル値』に変換できます。
シリアル値を実際の日付に変換する作業は、本文でご紹介しています。
※「シリアル値ってなんだろ?」となった方は、
Excel のシリアル値の使い方とは?超簡単に説明しますの記事を参考にされてください。
では、さっそく実際の使用方法を見てみましょう。
EDATE関数の使い方
以下のような、株主優待券の有効期限をまとめた表があります
優待券の種類によって「使用期間」が違う場合の「有効期限」を求めてみましょう
①D2セルに『有効期限』を表示するためカーソルを合わせます
②D2セル内に=EDATE() と入力します
③=EDATE() の()内に『起点日』となる情報元の B2, を入力します
④その後、『何月後』の情報元であるC2セルを選択しEnterキーを押します
⑤すると、D2セル上に有効期限として『43721』と表現されたシリアル値を表示することが出来ます
しかし、シリアル値のままでは、日付を判断できないため『日付表示』に変更する必要があります
『シリアル値』→『日付』に変換する捜査は⑥以降でご紹介します
⑥D2セル上で「Ctrl +1」を押し「セルの書式設定」を開き、
「日付」→「2012年3月14日」を選択してOKをクリックします
⑦すると、D2セル上に実際の『返却期限日』を日付で
表示することが出来ます
⑧その後、オートフィルでD2をD4までコピーすると、自動で『有効期限』が入力されます
上記のようにEDATE関数を使うことが出来ます
ここで注目していただきたいのが、B会社の株主優待券の有効期限です。
9月は30日までしかないため、「2019年5月31日」の4か月後は「2019年9月30日」と正しく表示できているんです
※開始日よりも前の月を期限としている場合は、
=EDATE(開始日,月)の「月」情報の前に「マイナス」を入れておくことで遡ることが出来ます
あわせて覚えておきたい関数
・EOMONTH関数 指定した月数後or月数前の月末日を求めたいときに使う関数