
こんな疑問にお答えします。

こんな方におすすめ
- Excelの「♯VALUEエラー」を解決したい
- Excelの「数値」と「文字列」の違いを学びたい
- 「数値」と「文字列」の変換について学びたい
もくじ
そもそもExcelの「数値」と「文字列」って何が違の?
数字や文字をセルに入力した時、「数値」と「文字列」の表示は大きく異なります。
では、それぞれの表示形式を見てみましょう。
Excelのセルの設定が「数値」になっている場合
セルに入力した値が自動で変換され、計算の対象となります。また、セルに入力した際に右詰で表示されます。
【2020年02月05日と入力した場合】
①以下のように「2020年2月5日」を「2020年02月05日」と入力すると
②「数値」として入力された場合は、以下のように自動で「2020年2月5日」として表示されます
【2020/02/05と入力した場合】
①以下のように「2020年2月5日」を「2020/02/05」と入力すると
②セル自体が「数値」として入力された場合は、以下のように自動で「2020年2月5日」として表示されます
【関数を使った場合】
以下のような表のB6にSUM関数を使ってテストの平均点を表示したいとします
①B6セルにテストの合計点を表示させるために、SUM関数を使って式を入力しEnterキーを押します
②すると、以下の表のように合計点が自動で入力されます
Excelのセルの設定が「文字列」になっている場合
「数字」・「文字」が変換されず、「文字そのもの」としてそのまま表示されます。また、セルに入力完了後は、左詰めで表示されます。
【2020年02月05日と入力した場合】
①以下のように「2020年2月5日」を「2020年02月05日」と入力すると
②セル自体が「文字列」として入力された場合は、以下のように変更されず入力した情報がそのまま表示されます
【2020/02/05と入力した場合】
①以下のように「2020年2月5日」を「2020/02/05」と入力すると
②セル自体が「文字列」として入力された場合は、以下のように変更されず入力した情報がそのまま表示されます
【関数を使った場合】
以下のような表のB6にSUM関数を使ってテストの平均点を表示したいとします
①B6セルにテストの合計点を表示させるために、SUM関数を使って式を入力しEnterキーを押すと
②以下の表のように合計点が自動で入力されず、関数式が文字列として表示される
※関数式が文字列として表示されるパターン以外では、エラーが表示されることもあります
「数値」と「文字列」を変換したい時はどうすればいいの?
前項でも、ご紹介したようにセルの設定は以下2つです
【 セルの設定には「数値」と「文字列」の2つがある 】
①数値として設定
【使用するタイミング】:数字を「数値」として表示させたい時
【使用用途】:計算式としてそのセルを利用したい時
②文字列として設定
【使用するタイミング】:単語や数字を「文字」として表示させたい時
【使用用途】:計算式としてそのセルを利用せず、文字としてそのまま入力したい時
では、それぞれ2つのセルの設定方法をご紹介します。
「数値」から「文字列」に変換する方法4つ
シングルクォーテーション( ' )を 数字 or 文字 の先頭に付ける
①「文字列」として入力したい文字の先頭にシングルクォーテーション( ' )を入力しEnterキーを押します
※シングルクォーテーションは、Shift + F7キーを 押すことで入力できます
②すると、「文字列」として認識され左詰めで「01」と入力できます
【ワンポイント】
セルの左上に、エラーインジケータ(緑の三角マーク)が表示されますが無視しても大丈夫です。
もしどうしても消したいという場合は、【Excel 初心者向け】エラーインジケータ(セル左上の緑の三角形)って何なの? 意味と 対策まとめ でご紹介していますので、こちらもご確認ください。
セルの書式設定を変更する
①文字を入力する前の空のセルにおいて、「文字列」として入力したいセル範囲を選択します
(今回はA2からA4までが選択範囲とします)
②その後「Ctrl」 + 「1 キー」 を押すことで、「セルの書式設定」の画面を表示します
③ダイアログボックス中の「表示形式」タブ中の分類項目から「文字列」を選択してOKを押します
④文字列として認識されていることを確認するために、2020年02月05日と入力すると
⑤以下のように、「文字列」として「2020年02月05日」と「0」を省略していない状態で表示することが出来ます
⑥上記操作で、作業完了
区切り位置で表示形式を一括変換
①文字列を入力した後のセルにおいて、表示形式を「数値」から「文字列」に変換したい範囲を選択します
(今回はA2からA4までを選択範囲とします)
②選択した状態で、「データ」→「区切り位置」の順でクリックします
③以下2つのダイアログが上から順に表示されますが、「次へ」を押し2回進みます
④列のデータ形式で「文字列」にチェックを入れて、「完了」を押します
⑤すると、「数値」として入力された日付が「文字列」に変換され左詰めで表示されます
⑤上記操作で、作業完了
TEXT関数を使って変換
こちらの方法については、【Excel TEXT関数の使い方】「数値」から「文字列」に変換したい時はTEXT関数を使おう でご紹介しています
「文字列」から 「数値」に変換する方法
こちらの方法については、【Excel VALUE関数の使い方】「文字列」から「数値」に変換したい時はVALUE関数を使おう でご紹介しています