皆さんは普段、翻訳する際にどんな翻訳エンジンを使われていますか?
ほとんどの方は、『Google翻訳』と答えるのではないでしょうか。
しかし、ここ最近 ドイツのベンチャー企業が開発した『DeepL翻訳』が高評価を得ています。
DeepL翻訳のリンク先:https://www.deepl.com/ja/translator
皆さんは、『DeepL翻訳』を使ったことはありますか?
普段、仕事や学校で英語を使われている方は、翻訳エンジンを使う機会はとても多いと思います。
また、「性能は本当にいいの?」「ほかの翻訳エンジンとどれくらい違うの?」など気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、普段使うことの多い『Gppgle翻訳』と『DeepL翻訳』 の2つの翻訳エンジンの無料版を実際に使った筆者が、メリット・デメリットを徹底比較していきます。
今回の記事で学べること
・DeepLの運営会社はどこなのか
・Google翻訳とDeepL翻訳の比較
・DeepL翻訳の支持が高まっている理由
・・・⏳本記事は5分ほどでで読めます・・・
もくじ
DeepLの運営会社はどこ?
普段翻訳を生業ににされている方ならおそらくご存じだと思いますが、運営会社は世界初となる訳文検索エンジンを公開したLinguee社です。この会社では、ディープラーニング(深層学習)を軸に、ドイツのケルンで言語向けの人工知能を開発しています。つまり、人工知能を開発している会社が翻訳エンジンを作ったということです。
2020年3月19日から日本語にも対応し、翻訳エンジンとしてはかなり後発組です。
しかし以前よりヨーロッパの言語の翻訳にとても強いことが知られており、支持は高いものでした。
簡単にLinguee社の軌跡をまとめました。
Linguee社の生い立ち
2009年 会社設立
2017年 機械翻訳システムをネットで無料公開
2018年 DeepL Pro(最新製品)を公開
2020年 全世界で利用者は10億人を超える
100億以上の検索結果を提示
DeepLは無料で使えるの?
結論から言うと、『無料で使えます』。
現在、無料版はネット上で公開されており、面倒な登録をしなくても、いつでも誰でも使うことが出来ます。
また、セキュリティ面で心配な方は『有料版のDeepL翻訳』もあります。
ちなみに『有料版』は3種類存在します。
有料版3種類のあれこれについて以下まとめてみました。
月額 ¥1,200
年額 ¥9,000【どんなことが出来るのか】
Word・PowerPointなどのファイルを1月に5個まで翻訳可能
月額 ¥3,800
年額 ¥30,000【どんなことが出来るのか】
Word・PowerPointなどのファイルを1月に10個まで翻訳可能
DeepLをMemsource・Across Translator Edition などの翻訳支援ツールに埋め込み可能
月額 ¥7,500
年額 ¥90,000【どんなことが出来るのか】
Word・PowerPointなどのファイルを1月に20個まで翻訳可能
DeepLをMemsource・Across Translator Edition などの翻訳支援ツールに埋め込み可能
これだけ種類があると迷いますね。
もし有料プランに入る場合は、以下のリンクを参考にされてください。
https://www.deepl.com/pro/?cta=homepage-free-trial
DeepL翻訳とGoogle翻訳を徹底比較
DeepLがGoogle翻訳よりも得意としていることをまとめてみました。
方言を含む言葉も難なく英訳出来る
日本が誇る方言『関西弁』を英訳した結果を以下にしめします。
【Google翻訳】
【DeepL翻訳】
見ていただけると、わかるように『Google翻訳』に比べ、『DeepL翻訳』の方が正確な意味で翻訳できていることが分かりますね。
方言まで翻訳することが出来るなんて凄すぎます・・・
口語表現まで正確に英訳出来る
口語表現を『Google翻訳』と『DeepL翻訳』で比較しました。
【Google翻訳】
【DeepL翻訳】
口語表現で『ムカつく』というと、普段私たちは『嫌だ・イライラする』という意味で使っていますので、『DeepL翻訳』では、その意味の通り訳してくれます。
一方で『Google翻訳』は口語表現文書の訳はあまり得意ではない為、その言葉の通りの意味しか出力しませんでした。