皆さんは、日本語を正しく使えている自信はありますか?
ほとんどの方は、「No」と答えるのではないでしょうか。普段使っている言葉が実は間違っている言葉やそもそもそんな言葉存在しない なんてこともあります。
そこで、今回は普段使っている日本語の中でも『言い間違いして使ってしまっている
言葉』21 選を紹介します。
この記事を読んで分かること
・普段使っている言葉の誤用を正すことができる
・誤用しやすい言葉の本来の意味を知ることが出来る
もくじ
言い間違いの多い日本語 21選
【間違い】熱にうなされる
【正しい】熱に浮かされる
意味は、『高熱が出ているためにうわごとを言う』です。『うなされる』の意味は、『怖い夢を見ているために声を上げてしまうこと』ですので、間違えないようにしましょう。
【間違い】とりつく暇がない
【正しい】とりつく島がない
意味は、解決方法が分からずどうすればいいのかが分からないことです。また、類義語として『途方に暮れる』があります。
【間違い】眉をしかめる
【正しい】顔をしかめる
意味は、機嫌の悪い表情を作ることです。
そもそも『しかめる』とは、顔のしわを寄せて不機嫌な様子を表現するときに使います。
【間違い】思いもつかない
【正しい】思いもよらない
『思いつかない』という言葉があるため、使い間違うことが多いです。
【間違い】過半数を超える
【正しい】半数を超える
『過』自体に『超える』という意味があるため、正解は『半数を超える』です。
【間違い】汚名挽回
【正しい】汚名返上
類語として『名誉挽回』という言葉があるため、間違って使われることも多いです。
『汚名』は『返上』するものです。
【間違い】二の舞を踏む
【正しい】二の舞を演じる
類語として『二の足を踏む』という言葉があるため、間違って使われることも多いです。『二の舞』とは本来舞楽の踊りのことであるため『演じる』が正解です。
【間違い】雪辱を晴らす
【正しい】雪辱を果たす
『雪辱』の意味は『依然受けた恥をぬぐいとる』ということです。
【間違い】とんでもございません
【正しい】とんでもないことでございます
『とんでもない』とは『意外なこと・まったく違うこと』を意味する1つの言葉です。そのため丁寧に表現する際は、『とんでもないことでございます』が正解です。
【間違い】寸暇を惜しまず
【正しい】寸暇を惜しんで
意味は『少しの時間でも惜しんで何かに取り組む』ことです。
【間違い】目鼻が利く
【正しい】目端が利く
意味は、『物事を瞬時に見抜くこと』です。『目利きが良い』『鼻が利く』と似ているためか、間違えることが多いです。
【間違い】堂にはいる
【正しい】堂にいる
意味は、『物事に習熟していること』です。
【間違い】明るみになる
【正しい】明るみに出る
意味は、『隠していたことが明らかになること』です。
【間違い】足元をすくう
【正しい】足をすくう
意味は、『卑怯な方法で相手の失敗を促すこと』です。
【間違い】飛ぶ鳥跡を濁さず
【正しい】立つ鳥跡を濁さず
意味は、『去る者は後始末をしたのちに立ち去るべき』という意味です。
【間違い】愛想をふりまく
【正しい】愛嬌をふりまく
特に間違いやすいよう注意表現です。『愛嬌』は身についた愛らしさ、『愛想』は良い印象を与えるために意識的に行うものです。
【間違い】頭をかしげる
【正しい】首をかしげる
『不審に思う』際に使います。
【間違い】風下に置けない
【正しい】風上に置けない
意味は、『卑劣なものを風上に置くと風下にいるものにも悪影響を及ぼす』ということです。風下に置いていては風の影響もありませんよね。
【間違い】間が持たない
【正しい】間が持てない
このミスは多いと思います。
【間違い】うる覚え
【正しい】うろ覚え
意味は、『記憶が正確ではないこと』です。
【間違い】あとで後悔する
【正しい】後悔する
意味は『後に悔やむこと』です。そのため『あとで』は不要です。